茨城県筑波山魂の加波足尾を中心とする南北18km、東西44kmにおよぶ山地一帯から採石。やさしく美しい光沢と安定した石質から、墓石材としてだけではなく、外柵材としても幅広く用いられています。その安定性から、迎賓館赤坂離宮、日本銀行本店などの建築にも広く用いられています。
美しく輝くその白さは世界中の花崗岩の中でもトップクラスです。また、豊富な埋蔵量から安定した供給が可能です。日本の近代化に合わせるように、迎賓館や国会議事堂、東京駅など多くの歴史的な建造物に使用されてきた稲田石は、まさに“日本の歴史”を背景に持つ銘石と言えます。
本小松が表現するもの。それは“わび”“さび”の世界。四季のうつろいの中で、年月を重ねるたび違った趣を見せる本小松石。流行の対極にある本物のみがはなつ、調和のとれた気品ある表情が最大の特徴です。
福岡県京都郡で産出。採掘量が少ない上に、地元九州で消費される割合が多かった為、関西では“幻の銘石”と呼ばれたこともある、希少性の高い墓石材です。吸水率が格段に低く、硬く強い石質は、丹念に磨き上げた表面のツヤを長く維持します。